2008年03月09日

フィンランド北の国よりヘルシンキ編 Art Arabia Vol10.FUJIWO ISHIMOTO

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FUJIWO ISHIMOTO 石本藤雄氏 アラビア窯 アトリエにて

きのう陶芸家葉山有樹氏が
「アラビアデザイナーと話すときは石本さんが
いつも通訳で家に招かれたりお世話になり
ましたよ。」

と素顔の石本さんのお話を伺い
アトリエを訪ねたときのことを想い出しました。

最近になって
先述の陶芸家YUKI HAYAMA(葉山有樹氏)
や5KULMAユニットで活躍する
日本人若手女性デザイナー
YUKA TAKAHASHIさん
が現れるまでは日本人デザイナーとして
この窯で制作する先駆者であり
ただ唯一の存在だったそうです。

北欧買い付けツアー、アラビアアトリエ訪問について
現地滞在中に速報で書きました。

「アラビアアトリエにて デザイナーのいる風景」
http://www.tradewing.jp/blog/2007/11/post_39.html

アラビアアトリエにて EXPRESS-アトリエデザイナーたちの作品展」
http://www.tradewing.jp/blog/2007/11/express_1.html

11月アトリエ訪問、Art Departmentの通路で
お見かけした石本氏。控えめで寡黙な印象。
私たち日本人一行を見ても一瞥するだけでアトリエと
作業場を行き来していました。

「こんにちは」と声をかけると
「汚い何もないところですが、どうぞ」と謙遜して
自室のアトリエへ一行を案内してくださいました。

「ところであなたは誰?何をしているんですか?」
と目をまっすぐ見てダイレクトな質問。
日本人でありながら外国人が投げかけるような
問いでした。

自己紹介をし、私が名刺を渡すと

「ARABIA ART DEPARTMENT SOCIETY
FUJIWO ISHIMOTO」
と書かれた名刺を差出し

「でもこちら宛てに手紙を送るとFUJIWO ISHIMOTO
の家ではないと返送されちゃうんだよね(笑)
ここはARABIAファクトリーですって。」
とはじめてはにかんだような笑顔。

マリメッコのデザイナーとして有名なFUJIWO ISHIMOTO
そのテキスタイルデザインにもよく描かれるように
アトリエにある作品は花のモチーフのものが目立ち
ました。画材も日本の職人の工房にあるような
日本的なものばかり。

「フィンランドには花がなくてね」と窓の外に目をやり
智恵子抄を朗読するようにぽつりと語る石本さん。

日本を訪れた時に撮影した草花の写真集を
見せ「これは芍薬、日日草、椿。日本に
帰ると行った先々で草花の写真を撮るんですよ」

と写真アルバムや作品を見せてくださいました。

石本さんの作品
「KUKKIA PERHOSILLE(蝶々の(ための)花)」
アラビアアートデパートメントの
専属デザイナーたちのよる「EXPRESS」展で
咲いていた大輪の花たち。

それは日本人でありながらフィンランド人
FUJIWO ISHIMOTOさんの
日本への郷愁を表わしているように
見えました。

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