2008年08月24日
「生きるために食べる北欧VS食べるために生きるラテン」
フィンランドとイタリア、ヨーロッパの北と南の国の食文化を体験してきて
気付いたことがあります。今ふっと思いついたので連続して書きます。
ラテンの国、イタリア、フランスは「食べるために生きる」と言われ
美食大国として食文化が発達しています。
北欧の食文化は「生きるために食べる」必然性から生まれたそうです。
イタリアは四季があり海に囲まれ食材は豊富、フランスはヨーロッパ随一の
農業国です。一年中食材に恵まれています。
北欧は一年のうちで昔は新鮮な食材が手に入るのは夏のわずかの間。
そのために保存食を中心とした食文化が発達したということです。
私は北欧に暮したことはありませんが、実は学生時代にアラスカに
住んでいたことがあります。夏の終わり、ちょうど今くらいの季節になると
冬への備えが始まります。
ベリーのジャム、ニシンのマリネ、鹿の燻製、など保存食をつくります。
8月なのに寒くしとしと雨が降る今日は北極圏の秋の始まりが
今頃であったことをふと思い出しました。
ところで、
フィンランドの家庭で食事をすると(フォーマルなディナーとかでない
普通の食事の場合)皆揃って「いただきます」ではなくテーブルにつくなり
各々食べ始め、食べ終わった人からさっと退席します。
これは失礼なことではなく当たり前の食卓の風景らしいです。
北欧人は昔は食べる時は話しをすることも忘れ、ただ食べた
というエピソードもあるくらいですから、いかに自然が過酷で
北極圏で生きることが大変だったかを物語っています。
美食の国の政治家たちから「食べ物がまずい」と評されたフィンランド。
食文化が素晴らしい!と手放しで絶賛される国ではないですが、
だからこそ美味しいものに出会った時は感動的でもあり、
それを発見してからフィンランド、北欧は面白くなってきました。
- by yumico
- at 00:41
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