2009年04月26日

愛は冷めても料理は冷めず

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フィンランドの家庭で見た素朴で暖かいキッチン。

Paratiisiブログ史上、ついに禁断の”愛”というテーマについて語るか?

いえいえ、ただの諺です。

昔、昔アメリカ、アラスカ州の小さな町に交換留学生
として暮らし北欧系移民のファミリーにホームステイ
したことがありました。

ホストマザーが全米でも有名なキルト職人で町でも評判の
料理名人。ミートボールやクリスマスのジンジャークッキー、
自家製パン、フィッシュスープ、食事が美味しかったことを
と今でも思い出します。

当時のことなのでデジカメはなくデータ画像はないのですが、
上の写真のような古家屋を改装した可愛い家に住んでいました。

夫婦仲睦まじいカップルは再婚同士の同居事実婚、
それぞれの連れ子、養子、と血縁ではない家族が
寄り添うパッチワークファミリー(とアメリカではそう呼ぶ)
でした。でも本当に仲が良く美味しい食卓が
家族を繋ぐような役割を果たしていたように思います。

キッチンに飾ってあったキルトの壁掛け
にほのぼのした絵柄とともに刺繍文字が書かれていました。
「Love wears out, cooks don't (愛は冷めても料理は冷めず)」
こんな言葉だったと記憶します。
「愛(色恋)は冷めるもの、でも料理(愛情)は冷まさないこと」
と「これが私の生きる道」とばかりに説明してくれました。

造語なのか、アメリカに伝わる古い諺なのか分かりません。
料理は愛情、と言われますが言い換えれば
「愛は冷めても愛情は冷めない」といったところでしょうか。

レストランのシェフが愛情を込めて料理を作りますが
ゲストを一人一人を個人的に愛しているわけではありません。
長年連れ添った夫婦が「はいお父さん、ごはん」ドン!
とか焼き魚を置いたりする風景にラブラブなアモーレは
もはや存在しません。

料理は愛情でつくるもの。

あの頃意味の分からなかった言葉、
今少し分かってきたような気がします。

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