
万花彩壺 - PHOTO BY Mr.YUKI HAYAMA
フィンランドアンティーク見本市とアラビアファクトリー&アトリエ訪問する
北欧買い付けツアー出発を間近にひかえた
今週末、スパイラル最上階ラウンジにてひっそり開催された
「葉山有樹展及びアラビア釜でのレジデンス帰国報告会・作品展」
に行ってきました。
この個展は一般公開されず
画商やコレクター対象に週末のみ開かれました。
アラビアアートデパートメントでKati Tuominenはじめ
アラビア専属デザイナーのみならずデザインミュージアムの
館長、フィンランド人の大絶賛を博したYUKI HAYAMAの
作品を、この目で見てきました。


感想は、というとあまりに凄すぎて言葉になりません。
「Bewitched」魅せられて(ジュディ・オングではありません~)
「♪Bewitched, Bothered, Bewildered♪」
(魔法にかけられたように)困惑し魅せられて
この歌のフレーズのように
YUKI HAYAMA氏の作品を見た人は
驚愕、感嘆し、呆然と恍惚状態になってしまう、この表現は
誇張ではないと思います。
そして見る者の心に響き揺さぶる
魔法のようなパワーを持っています。
強い衝撃の後に訪れるのは心が浄化されるような
静謐。すーっと心が落ち着くような気がするので
不思議です。でも他のことが手につかなくなるくらい
「これって何?」と困惑してしまうのも事実です。
この個展ではヘルシンキデザインミュージアムでの
「Ceramic stories-YUKI HAYAMA」展覧会と
アラビアアートデパートメントでの滞在制作の
成果をスライドを交えて葉山氏ご自身とスパイラル
チーフキュレーターの岡田勉氏が
分かりやすく解説してくださいました。
解説といえば、数年前、葉山氏の作品に
出会い衝撃を受け、3年越しで実らせた
スパイラルでの「A Pattter Odyssey」開催を経て
その巡回展としてヘルシンキのデザインミュージアム
までYUKI HAYAMAを”輸出”したキュレーターの岡田氏が
おそらく葉山有樹氏にもっとも魅せられストーリーを伝承できる
一番の語り部でしょう。
ジャンルを超えて様々なアートを司る研ぎ澄まされた
審美眼を持つであろうキュレーターをも魅了した
葉山氏の世界観。
色々話を伺いましたが、ぜひ「A Pattern Odyssey」
葉山有樹氏作品集を読んでみてください。
写真家畠山直哉氏、デザイナー皆川明氏、
デザインミュージアム館長マリアンヌ・アーヴ氏
錚々たるアートの世界の著名人が葉山氏の作品に
”魅せられ”寄稿執筆しています。
「2004年、1点の美しい一輪挿しに出合った。(中略)
非常に緻密な絵付けが施された瓢箪型の磁器である。
暫し時を忘れ、呆然と見入ったのを記憶している」
-岡田勉氏「美は細部に宿る-葉山有樹の仕事」

「鹿鳴」PHOTO BY Mr.YUKI HAYAMA
Artgene岡田氏のブログで葉山氏の作品に出合ったときの
新鮮な驚きと感動が書かれています。
http://artgene.blog.ocn.ne.jp/okada/2006/07/index.html
私もあらためて聞いてみました。(O=岡田氏、Y=yumico)
「葉山さんの作品に出合った時の第一印象は?」Y
「驚きました。」O
「何かピっときました?」Y
「ビビっときましたね(笑)」O
「スパイラルやデザインミュージアムのような
モダンアートの世界に伝統工芸の
和陶器を持ち込もうとした訳は?」Y
「有田焼きの世界で葉山さんはすでに地位を確立は
されていましたが、もっと広く一般の人たちに
こんな素晴らしい作品があることを知らしめたかった
んです。ただ純粋に知られていないのは”もったいない”
と思いました。」O
「それに、ジャンルを超えて色々なアートを見ていますが、、、
あれほどの技術を持った人はいないです。
例えば、中国の故宮博物館にも葉山さんの作品ほど
素晴らしいものは無いです。本当ですよ。」O
故宮の至宝よりも、ですって。信じられますか?
一人のキュレーターが見出した伝統工芸の職人という至宝。
伝統工芸、コンテンポラリーアートを融合させ
陶芸家とキュレーターが”一蓮托生”で
独自の新たな世界観をつくりあげた
「A Pattern Odyssey」
壮大なストーリーの始まり始まり。
日本のみならずデザイン大国フィンランドでも
多くの人を魅了しています。
次なるスパイラルでの展覧会が楽しみですね!